7_29 NO!安保法制 リレートークの夕に40名が集い9名がトーク

 今年3月29日に施行された、安保法制(;自衛隊を米軍が関わる海外の紛争に介入させそこで戦闘することを認める、憲法違反の法律である安全保障関連法)の施行に抗議する4度目の抗議集会は、松山市駅前広場で通行人に訴えるリレートークという形で実施されました。
 この日は、当初発言を予定されていた発言に加え、当会一般会員からの発言がありました。ここではそれらのうち、印象に残った2つの発言内容を紹介しておきます。
 一つは、前愛媛大学教授小渕さんの発言:「2週間前、自衛隊が派遣されている南スーダンの宿営地に弾丸が撃ち込まれた」こと、また、「民間JAICAのPKO職員が乗車する車が銃撃された(幸い、防弾車であったため事なきを得た)等、海外派遣自衛隊員への危険が差し迫ったものになる中、自衛隊員の海外紛争への関与や安保法制の危険性が現実のものとなってきている。

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 もう一つは、自主防災会の役員:熊本地震等で原発施設の危険性が高まっている中、伊方原発の再稼働は自然災害の危険性を顧みないもの(原発事故を想定した避難訓練でも有効な避難経路が見いだせていないのが現状だ)。また、安全保障の観点からも、日本中に敷設されている原発施設にミサイル弾が撃ち込まれると、核攻撃を受けたのと同じ効果がある。安倍内閣が日本の安全保障上これほど危険な現状を放置する一方で、米軍と協力して海外の紛争に関与を強めることで海外在住の日本人への危害の危険性や日本国内でのテロの可能性を高めているのは、大いに問題だ。現内閣には日本国民の生命を守る気概も知力も根本的なところで欠落しているのではないか。

 この日のリレートークは本会幹事の倉沢さんのトークで始まり、西島弁護士、先の参議院選挙で永江候補の当選のため共闘した県内4健全野党の代表が参列し、うち3名から、また新日本婦人の会代表、上に紹介した2人の会員の発言を挟んで、最後は代表幹事の松山大学遠藤さんのトークで締となりました。

 この日のトーク全体の論調としては、先の参議院選挙では、安保法制の廃止に向け野党統一が実現し、全国32ある1人区で11地区で勝利を収めることができたが、愛媛ではわずかな差で惜敗した。また改憲勢力に2/3を占めさせる結果となったが、主要な改憲勢力である2与党とも、改憲を選挙の争点にはしなかったため、これからの争点化には正当性が欠けている。しかしこの内閣の国民を欺いて恥じない性格からすると十分な警戒心が必要だ。場合によっては国民投票になることも含め、これから多様な闘いを展開していくことが求められる,といったことになるかと思われます。

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 この記事を読まれた方から、当日の発言(トーク)でこんな内容が気を引いたということがあれば、ぜひメール等でご連絡ください。補足加筆します。
 この日の参加者から、当会が主体となって、先の参議院選挙の総括をする場を設定してはどうかとのご提案をいただいています。幹事会にかけ検討させていただきます。
お詫び:全発言の概要を記せるとよかったのですが、記録を怠ったため、私的に印象に残った2発言だけの紹介に限らせていただきました。
(文責HP担当M.,T)